Thu
22
Feb
2007
朝のNHKニュースで、結露防止対策として窓そのものが発熱する「窓暖」なるサッシが紹介されていました。車のバックガラスにあるような電熱線入りのものはなじみがありますが、建築の窓には景観上、当然使えません。しかし、この窓暖は「複層ガラスの内面に特殊金属膜を溶融し、AC100Vを通電することでガラス自体を発熱させるシステム」だそうです。ニュースでは下の写真のように、結露防止対策としての機能で紹介されていたのですが、メーカーのホームページでは商品名が「窓暖」とあるように、ペリメーターの暖房機能の方が主に紹介されています。自分としても空調の補助機能としての暖房機能に興味が惹かれました。
窓際というのは、住宅、オフィス問わず夏は暑く冬はコールドドラフトとなる冷たい気流が発生するなど、空調を考える上で厄介なエリアです。住宅はともかく冬のオフィスでは、部屋の中ほどはパソコンの発熱などで冷房をかけつつ、窓際だけ暖房などという省エネ上、もっとも好ましくない空調運転が発生したりもするのです。色々なシステムが開発されてはおりますが、この窓暖も一つの答えとなりえるでしょうか。
ちなみにこのメーカーのHPでは、窓暖(AC100Vだそうです)のランニングコストやイニシャルコストの試算結果なども一応提示されているので、検討の参考にはなります。。。。それとニュースでは紹介されていたのですが、就寝中の温度を切り替えられるコントローラーや窓を閉めると電気が自動的に通電するプラグの機構など備わっていて、細かいところまで使い勝手も詰められている商品だなという印象を持ちました。もっともこの商品の存在も初めて知った位ですので、実際に使用されている物件にはお目にかかったことはないのですが...
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