Fri
03
Sep
2010
今日は休日ですが朝から日本のかみさんから泣きながら電話が入ったので何事かと思いましたが、なんとカメちゃんが亡くなったとのこと。朝は元気でご飯食べていたとのことだが、昼過ぎに戻ったら水槽の中でぐったりしていたということで、外に出していたのでこのところの猛暑に耐えられなかったらしいです。。。小五の時に印旛沼で捕獲して以来、28年間の付き合いだったのでショックは大きいですが、亀は万年といえ何時かはこの時がくるかと思ってはいたので、仕方がない気持ちです。今年の日本の猛暑は尋常ではなく、お年寄りに限らず人間も死んでいる中で、うちのカメちゃんも高齢で弱っていたのでしょう。たまたま昼に死んだのですが、人間の年寄りと一緒で朝元気でも家の中に入れてたとしても、ポックリと死んでしまう歳だったと思います。
今日は一日食事もままららずに実感が湧きませんでしたが、もうカメちゃんの元気な姿が見れないかと思うと耐え難い物があります。ブログしてる場合でもないのですが、日記も付けてないので長年付き合ってもらったカメちゃんへの追悼もあってメモしておこうかと思います。
思えば先月帰国したときに久しぶりに歯ブラシで甲羅を磨いたのですが、随分艶が無くなったなと思ったのが記憶に残っています。最後に甲羅を洗ってやれたのが慰めでしょうか。かみさんが動物病院まで連れていったようですが蘇生は無理とのことで、かみさんの実家の庭に埋めたとのことなので、ラマダン明け休みの帰国時にお墓参りしようかと思っています。
28年間、一人暮らしで実家を出ているときは親に面倒見てもらったり、去年からのカタール赴任ではかみさんに世話を任せっきりで、子育てて大変なのに亀の世話までさせて申し訳なかったなと思います。生き物を飼うときはやはり100%自分で世話できない限りは飼うべきではないということですね。とはいえ、28年間も本当によく付き合ってくれました。いつもの休日は昼近くまで目が覚めないのですが、今日は7時過ぎ(日本時間の昼過ぎ)に目が冴えてしまい不思議に思ったのですが、今思えばカメちゃんがお別れを言いに起こしに来たのかも知れません。かみさんから電話が入ったのがその2時間位あとだったでしょうか。
うちのカメちゃんはクサガメで、小五の時に近所の印旛沼に釣りに行ったときに捕まえたのが生い立ちです。既に成体の大きさでしたが、10年前位までは(最近知ったのですが)時たま水槽が白い皮で一杯に成る時があって、脱皮は続いていたようです。ここ数年は脱皮もしなくなって大きさも変化なしでした。真っ黒で小振りだったので、典型的なオスの特徴です。野生の亀はなつかないとのことですが、うちのカメちゃんはさすがに28年人と暮らしていたので、餌の時間に限らず人を見つけるとすぐに寄ってきていました。もっとも水換えの後などしばらくは顔を出さなかったりしたので、野生の用心深さも残っていたのかも知れません。
亀は人になつく程の知性はないとのことですが、のんびりと日光浴したり餌をねだりに来たりする姿に随分慰められた記憶があります。何よりカメちゃんの水換えをはじめ、冬眠支度も日光浴も餌やりも既に生活の一部だったので、今後それが無いのが不思議な感じです。亀と比べるのは不謹慎でしょうが、親兄弟を亡くした経験がない自分ですが、こんな感覚に落ちいるのでしょうか。事故や天災で突然に家族を亡くされた方の絶望感は計り知れないものがありますね。
実家で15年飼っていた猫が死んだ時もしんどかったですが、生き物を飼うのは世話も含めて与えてもらう物が多く得難いものがありますが、別れの時の経験が辛くて、だんだんと慎重になってしまいます。カメもたまたま子供の頃に捕まえて以来、一諸にいたので趣味でも何でもなかったので、今後は少なくても海外赴任にめどが経つまではもういいかなと思います。何よりしばらくはカメちゃんのことを偲ぶことが多いでしょうから。非常に残念ですが、28年間ありがとうとしか言葉か見つかりません。きっと狭い水槽暮らしにそろそろ飽きがきてしまったのかも知れません。もう今頃は故郷の印旛沼で広々泳いでるのだろうと思います。目をつむって亡くなっていたとのことなので、往生して天国に行ったと思います。成仏して今後も我が家を見守っていてください!
カメちゃんの一番古いデジタル写真の一つです。左の元ファイルはCAM形式で”更新日時,1996/08/28 16:26″となっていました。
右も元ファイルはCAM形式で”更新日時,1996/07/21 16:27″でした。最近の写真と比べると少し小亀に見えます。日本に帰ったらこれより古い写真あるか探してみようかと思っています。
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