上陸前夜のLinkedIn
ITとデジタル系
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先日、2年ぶりにfacebookを再開してみましたが、今度は偶然見つけたSNSのLinkedInを使ってみました。同じSNSでもこちらはビジネスユースに特化したSNSということで、ちまたの紹介記事によるとアメリカのシリコンバレーではもはや常識!?らしいとのことです。仕組みは恐らくは通常のSNSと同様で(SNSが今一つ理解しきれていませんが。。。)、知り合いを介したネットワークで仕事先やクライアントを開拓できるというのが売りらしいです。また、転職や求人先としても活用されているとのこと。
日本語版はまだないものの既に7万人の日本ユーザーもいるとのことで、今年6月頃には日本語版をオープンする予定があるとのことで、まさに上陸前夜のSNSといえます。ただし、崩れたとはいえ文化としては終身雇用を堅持している日本企業社会と転職どころかプロジェクト単位で会社を変える欧米の企業文化の違いがあり、果たして日本でこのSNSが受け入れられるのかは未知数です。
他にも日本企業に特有な「ITセキュリティは社外ソフトの締め出し」が基本と考えている文化、登録していることで転職する気ではないかと勘ぐられること(そう思われて引き留めに合う位が本来の姿だと思いますが)、実名や社用メールアドレスをネット社会で使うことへの抵抗感(メールと使っていること自体が既にネット社会に参加していることなのですが)など、挙げたらきりがないほど日本企業の閉鎖的体質が障害になる気はします。
このLinkedinの開業は2003年5月とのことで、IT世界の時間の流れでいえば結構古いと思われます。それでも今まで日本に上陸してこなかったのは、日本独自の企業文化があるからなのか、はたまたfacebook同様、世界の中の日本市場は大して魅力がないから後回し!?になっていただけかもしれません。いづれにしても、facebookもそうですが日本語版=日本国内だけの世界では世界につながるツールとしては魅力が半減するでしょう。
たまたま海外に居るので少し高飛車ですが、趣味のSNSならともかくもビジネスユースであるならば共通語は英語にならざるを得ない気がします。最近は日本企業でも社内公用語を英語にするところが現れていますが、私の居る業界もひとごとではありません。先日の考察でもないですが、多様化とグローバリズムは避けて通れない以上、英語はもうどうしようもないですね。
ということで、LinkedInの使い勝手を模索しつつ、2年近く海外に居てもちっとも上達しない英語力を鍛えなおそうと思っています。。。
※下に参考にした日本語サイトを載せておきます(日本語サイトを参照している時点で「負け」な気もしますが。。。)
(動画)英語ですがLinkedinのオフィシャル紹介ビデオです。
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