Mon
05
Sep
2011
帰国便で日本語翻訳のあった映画の一つだったのと、一応スティーブンスピルバーグが名前を連ねていた映画だったので、期待をしてみてみました。結論からいうとスタンドバイミーとE.TとX-Fileを足して3で割ったような作品で、SF好きを自認している自分でも途中から何だかなと思いつつ観てしまいました。最初の展開はどう見てもスタンドバイミーを彷彿とさせるアメリカの片田舎を舞台にした少年のノスタルジーな物語の展開で、実際に年代設定も少し古くなっているような気がします。その後、少年たちが自主映画を撮りに行った先で事態は急展開し、X-ファイルを思わせる謎の列車事故と積荷、それとアメリカ空軍が暗躍してきます。そしてその積荷がなんとエイリアンで、先の主人公の少年と心を通じてしまい最後は宇宙に帰還するというあらすじです。
これだけだと何でもありで濃密なSF映画という印象ですが、やはり何でもありな分、列車事故を起こして死んだ教師の存在やエイリアンそのものの掘り下げが今一で、ネタが豊富な分、残念です。正直、最初の展開でそのまま引っ張って、スタンドバイミーみたいな一アメリカ少年のノスタルジー映画にもなり得るし、中盤のアメリカ空軍が暗躍するX?ファイル張りのストーリーにもできるし、後半のE.T.ないしは未知との遭遇みたいな映画にもできたような気がします。
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