Tue

06

Sep

2011

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これも帰国便の中で観た映画の一つですが、SUPER 8と同じエイリアンが出てくるものでも全く別ジャンルで、戦争もののアクション映画です。正直、エイリアンが侵略してきて戦うという構図は単純ながらも好きなジャンルの一つなのです。というのも大概はエイリアンの方が進歩していて、それにどう挑むかがアクションが中心ながらも唯一のストーリーが生まれる要素でもあるからです。ということで、これも展開がワンパターンになるのを予想しつつみ始めたものの、全然違う意味で裏切られました!

要はこれは数あるアメリカ軍の戦争映画の一つで、単に相手がエイリアンだったというだけの話なのです。本来の筋であるエイリアンの飛来目的や侵略などはさておき、主人公の海兵隊の人物描写や背景説明に時間が割かれており、それもそのはずで全編と通して視点はすべて主人公である海兵隊員たちから描かれており、エイリアンを相手に市街戦を展開しているもののこれでは相手がエイリアンでもテロリストでも外国人でも一緒です。


唯一、途中でエイリアンの弱点を探すべく相手を解体?するシーンがあるものの、結局人類と同じ胸が弱点というオチもなんだかなーと思いますし、海兵隊が戦い易いように?通常兵器でも中途半端にやられるエイリアンもどうかと思います。そもそも人類の側にも核兵器がありますし、エイリアンの側にももっと強力な兵器があるでしょうから、普通に考えればお互い市街戦を展開している意味がよく分かりません(一応、残留市民を救出に行って戻ってくるという筋はあるものの、こんな状態になったら救出に行くという前提がなりたってないでしょうし。。。)。

ともかくも相手が外国だろうがテロリストだろうがはたまたエイリアンだろうが、最後に海兵隊しいては合衆国軍は負けない、そして勝つんだという単純ながら強烈なメッセージ性がある映画ということでしょうか。まさかアメリカ政府が作っているわけではないのでしょうが、年に一度はこういった合衆国軍賛美!?の映画が自発的に生まれるアメリカは、当分の間は世界の果に行ってでも正義を押し付けて勝ち続けるということなのでしょう。何といっても相手がエイリアンでも勝ってしまうんですから。。。

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