Tue
29
May
2012
昨日の夕方に運転手が地元ラジオでビラージオで火災があって、20人位亡くなったそうだと話していたのですが、日が空けてみるとなんと日本のYahoo!にもヘッドラインで報道されている程の事件になっていました。ビラージオといえばつい先週にiPadを買いに出かけたばかりで、本当に休日は大勢の人で賑わう場所です。数あるドーハ市内のショッピングセンターの中でも、運動施設や子供向けの遊技場などが併設されているため、特に子供連れの家族が多い場所かもしれません。報道によればショッピングモール内の託児所で13人の子供が亡くなったとのこと。当初は日本人の子供も含まれていると報道されていましたが、こちらの大使館の確認では現時点では日本人の犠牲者は居ないとのことです。
日本で話題になったかと思えば、こんな不幸な事件で本当に残念です。一部報道では正常に火災報知器や消火設備が作動していなかったとの話もあります。まさにこのカタールの地で建築の設備業務を担当している我が身としては、とても他人事とは思えません。昔の上司から「(建築設備の設計に携わる身として)人が死ぬような設計(仕事)だけはしてはいけない」と何度も言われたのを思い出しますが、普段の仕事でもこの言葉は座右の銘となっています。仕事上、工程や営利企業である以上、コストのプレッシャーから妥協せざるを得ないことも多々あるのですが、最後の判断のよりどころの一つはまさにこの言葉で、最低限、人命に関わる設備については一切の妥協はしないのが信条になっています(もちろん、他のことも極力妥協しないようにしてますけども。。。)。
Qatar.net : Answers to the Villaggio Qatar Fire
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