Mon
04
Mar
2013
幾つかのプレス発表があったようですが、インドネシアのジャカルタでは600m超のシグネチャー・タワーをはじめとしてここ3年以内に150mを越える超高層ビルが150棟と今の倍以上に増えるとのことです。ジャカルタに実際に住んでいる身ですから、プレスで言われるまでもなく市内のあちこちで、オフィスビルだけでなくマンションもニョキニョキ建っている今日この頃なので、体感的にはプレス発表以上に建設ラッシュに沸いているのが実感できます。先に駐在していたドーハやお隣のドバイもそうだったのですが、一気に何十もの超高層ビルを建ててしまうパワーには、本当に頭が下がります。
しかし今現在でも、このスマンギあたりは超高層が立ち並んで一画だけで見れば東京の新宿あたりと変わらない雰囲気なのに、さらにビルが倍増すれば、ニューヨークやシカゴのようなスカイスクレイバーの景観と肩を並べる勢いになるのは間違いないでしょう。
まあいうまでもなくこの街の課題は、超高層ビルそのものではなく、今でも末期的な渋滞をはじめとする交通インフラ対策でしょう。これが間に合わなければ、これらの超高層ビルを繋ぐ動線が成り立たず、絵に描いた餅になってしまいます。今年に痛い目にあった洪水対策も同様に、急がれる課題です。
この600m超のシグネチャー・タワーが無事に着工して竣工するかは分かりませんが、完成すればドバイのブルジュ・ハリファように天を貫くような圧倒的な存在感になるのは間違いありません。このビルが出来るまでインドネシアに駐在しているかは不明ですが、一市民として楽しみにしたいと思います。
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