昨年年に購入してみた異色の怪獣絵本「有害超獣 極秘報告書　-Toy(e) Art File-」の待望の続編です！既に前著で独自の世界観、怪獣（超獣）の異世界観を堪能したので、続編はどのような切り口になるのか楽しみでもありつつ少々不安でしたが、そうした心配を払拭してくれる濃密かつ素晴らしい画集です。

基本は画集なのですが、前回にもあった世界観を想像させる大まかな時系列ストーリーが、本書では強化されている感があり、不確かだった世界観がよりクリアになってきています。中でも超獣災害（という造語もなんか臨場感がある語感です）の元凶である「ヘキトウ」の解説や、超獣因子などなど前巻から続く世界観を設定で補強する位置づけになっています。

大人向け絵本！？「有害超獣 極秘報告書」

動物好きな下の子向けに変わった図鑑はないものかとAmazonで探していたところ、動物？と怪獣が合わさったような図鑑が見つかったので中身も確認せず…

ところによりエンジニア

　超獣対策部署である「区役所」の様々な「課」の設定と解説も凝っており、本当に著者の超獣愛が伝わってきます。そして、ラスボスとも言えるヘキトウを撃退するスケルトン？の兵器がまた凄いのですが、そこら辺は本書を手に取ってみてのお楽しみとしてください！

　おまけですが、表紙カバーをめくると新聞記事がちりばめられている表紙は健在で、購入した人だけのお楽しみですが、忘れずに眺めてください！この先、続きが出るのか分かりませんが、ここまでの世界観ですから、なんか小説になったりせめてドラマ化したりの企画を期待したいものです！日本の怪獣文化であれば絶対にブレイクすること間違いないと思います！