Sat
10
Jul
2021
すっかりお馴染みになっているホームセンター巡り(仕事帰りに一人でホームセンターで買い物するのが、ここ最近は本当にストレス解消になっています!)で気になっていた白塩ビダクトですが、何となくホームセンターで買っていたゴミ箱と形が似ていたというのもあって、ゴミ箱に転用できないかと何か月が考えていました。
実際に売り場で幾つかのパーツを組み合わせてみると、縦に2種類違うゴミを入れられる機構を再現できそうでしたので、今回早速パーツ購入に踏み切りました。といっても、構想としては非常に単純で、積み上げ型とするために最上段の投入口はエルボで、下の段のゴミ箱はチーズを使用、それぞれの仕切りはチャッキダンパーとし、最下部には(たまたま帰り際に見つけたのですが。。。)土台と安定性を考慮してここだけは金物コーナーから本当のスパイラルダクト用パーツのベントキャップ用の外枠のような鉄製パーツ(それでもこちらでは白色のスパイラルダクトも売っているため、パーツも白色の物がありました)といった構成です。
日本ではあまり見かけた記憶はないのですが、こちらではどこのホームセンターにもこの白色の塩ビ(というよりかはもっと薄いVUというか実際はプラスチックでしょうか)ダクトシリーズは、丸型と角型の100,125,150のサイズで結構な品ぞろえで売っています。
自宅の私の部屋は本当に狭くてウナギの寝床で天井も半分以上は屋根の勾配で占められているという感じなのですが(まあ4人家族で未だに専用の部屋があるだけ文句も言えませんが)、ゴミ置き場のコーナーも「燃えるゴミ」と「プラスチックごみ」に加えて「塗料用の蓋つきゴミ箱」もあるので、何となく臨時で使っていたものが積み重ねてある状態です。それでも横にはゴミ箱を増やすスペースがないので、なんか省スペースでかつ最低限2つ程度の分別はできないかと考えていましたが、IKEAとかの重ねタイプのゴミ箱は自室に置くには大袈裟(大き)すぎますし、ちょっといい案がないか悩んでいたところでした。
とにかくも素材はこの白塩ビダクトで作ろうと思いましたが、少なくてもゴミ箱としての機能は単に捨てるだけではなく、溜まったごみを簡単に台所にある家庭内収集先のビニール袋へ4,5日に一度は捨てるために、簡単に分離可能という条件が必要でしたので、そこだけ思案したところでしょうか。
結果的には、チャッキダンパーのパーツと下の重しのパーツ(当初は同じ白塩ビ製のグリルを考えていましたが、鋼製キャップが見つかって良かったです)が揃った時点で、容易に着脱可能となりましたので、購入に踏み切ることができました。
今回、購入したパーツは下記になります。
購入パーツアイテム | 個数 | 単価 | 合計 |
塩ビダクト150φ×500mm | 1個 | 22.49 PLN | 22.49 PLN |
塩ビダクト150φ90度エルボ | 1個 | 22.99 PLN | 22.99 PLN |
塩ビダクト150φチーズ | 1個 | 43.50 PLN | 43.50 PLN |
塩ビダクト150φチャッキダンパー | 2個 | 18.90 PLN | 37.80 PLN |
塩ビダクト150φアダプター | 2個 | 9.90 PLN | 19.80 PLN |
鋼製ダクト150φアダプター | 1個 | 12.46 PLN | 12.46 PLN |
合 計 費 用 | – | – | 159.04 PLN |
今回は接着もせず、加工はダクトを3分割にカットしただけですので(といっても薄くて大きな口径のダクトでしたので、下記写真のようにプラモデルにスジボリを彫る要領!?で、スジボリテープを巻いた上に小さいPカッターと大きいPカッターで最後は超音波カッターで切り落とした感じです)、
雑材含めてプラスαのお金は掛かっていないのですが、159.04PLNですと日本円で約4,600円なので、結構高価なゴミ箱!となってしまいました。それでも自作ですし一応、以前の状態からは一画がすっきりはしましたので、よしとします!もともとあったゴミをそれぞれの分別に入れて(ゴミの投入は150φあるパイプなので横からでも問題ないです)、ゴミ袋に収集できるかを試してみました。
ダクトの分割は緩くもなくかといって固すぎずちょうどよい感じです。ゴミ箱の底に使ったチャッキダンパーのお陰でゴミを底から押せますので、ゴミが引っ掛かることもなく収集先のゴミ袋へスムーズに捨てることが出来ます(もっともゴミの投入口から出してもあまり手間は変わらなそうですが、一応、ゴミを掻き出すよりかはそこから押し出す方が、何となく機能的なので)。
最後の仕上げとして、それぞれのゴミ投入口にネットで見つけた「燃えるゴミ」と「プラスチックごみ」のマーク(ちょうど塩ビダクトに合う円形のロゴマークがありました)を両面テープで貼りつけてみて完成です。高価なゴミ箱になりましたが、省スペースですし何より(多分)世の中にそうは二つとないと思いますので、オリジナルゴミ箱ということで、作ってみた甲斐もありました。一番のポイントは設備エンジニアを生業にしていますので、何となく仕事に関連した素材を活かせたということでも満足感があるのかとは思います(以前、同じく作ってみた黒ガス管で組み上げたハンガーも同じようなコンセプトですね)。
実はダクト口径を125φにするか150φにするかは相当悩んだのですが(しょうもない悩みですが。。。)結果としては、場所も取らなかったですし、キャパの大きい150φにしておいて正解でした。これ以上積み上げると存在感が出てしまいますので、分別ごみの種類を先々増やしたくなったら、125φの口径でもう一本タワーを立ててみる増設の仕方も良いのかなと思います。しばらくは、ゴミを捨てるのが楽しくなりそうです!(下記にBeforeとAfterの写真を並べておきます)
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