Fri
03
Dec
2021
たまにポーランドに住んでいて既に当たり前のことが、日本で記事になって改めて認識するということがあるのですが(やはり住んでいると日常になってしまって見えないことが多くなります)、今日のYahooで配信されていたこの記事もその最も足るものです。実はポーランドには今年から遅ればせながらAmazon.plが上陸しましたが、はっきり言って既にポーランド国内で確固たるeコマースの地位を築いているallegroの便利さと品揃え、そしてリーズナブルな価格には全くかなわず、もしかするとこのままAmazonですら普及できないのではと思えるほどの差があります。正直、既に半年以上経過していますが、Amazon.plを使う必要性を感じません。そして、このallegroの便利さを支えている一つが宅配方法の種類の豊富さなのですが、その中でも断然便利で安いのがこのInPostなのです!
既に当たり前になってしまったので、もう気付かないほどなのですが、単なる宅配ロッカーではあるものの本当に便利です。記事にあるように市の中心部であれば自宅から300m圏内で本当にカバーしているのでしょうが、郊外に住んでいる我が家からは一番近いロッカーが1.5kmほどですが、日常的に利用しているカルフールのあるモールにあるため、何の不便も感じません。DHLやPoczta(郵便局の宅配)に比べると送料が半額ですし、こちらは日本みたいにきめ細かな時間指定もなければ再送手続きもWebサイト経由とはいえ不正確な中で、不在でも何の心配もないので、InPostを選ばない理由がないほどです。受け渡しは登録したスマホの番号とスマホにSMSで来る番号を入力するだけですし、既に十数回利用していますが、もちろん何のトラブルもありません。
ただ注意点もあって、宅配ロッカーにキープしてくれてる期間は48Hとのことで、日常的に使っていない場所だと2日内に引取りに行けないかも知れませんし、相当大きなサイズのロッカーもあるとはいえ、家具みたいな大きさのものは難しいでしょう。それでも前述したような利便性を考えると、この会社が飛躍しているのも頷けますし、日本のようなきめ細かな自宅宅配ではないので大きなアドバンテージになっているのかと思います。
また記事にもある通り、本当に便利な場所に立地していますし、我が家のような郊外の近辺にも下記のような数のInPostロッカーがあるので、会社帰りにも寄れますし、24時間いつでもOKというのも本当に助かります。
このInPostと対をなして便利なのが、これも冒頭に述べたポーランドのAmazon!の地位を確立しているallegoなのですが、英語版のサイトがないもののブラウザの英語翻訳で問題なく発注まで完結できます。使い勝手はAmazonと遜色ないばかりか、送付先が遅れたりした場合にすぐにallegoサイト上でメールのやり取りを仲介してくれるので、個人業者の販売店でも今のところは宅配遅れなどがあったりはしたものの返品処理を含めてトラブルなく利用できています。システムはAmazonよりかは日本の楽天のような感じなのかも知れませんが、とにかく品数が豊富で、日用品からレアなマテリアルまでほとんど扱っていないものはないのではないでしょうか。
今までの駐在国でもほとんど特にマレーシア駐在以降の近年は通販で困ったことはないのですが、ここポーランドでも何の不自由も感じていません(下手をすると日本より便利に感じるといっても大袈裟でもないかも知れません)。数年もずれると結構不便な時代もあったのでしょうが、世界的なeコマースの進歩とそれを取り入れる柔軟さで下手をすると日本より進んでいるなという場面が、駐在各国でここ数年実感することが多くなってきています。これがアフリカ諸国で例えられる「蛙飛び現象(リープフロッグ)」ということでしょうか。
とは言っても実際にはまだまだというか全然ですし、特にソフト面(運用面)では日本の気質や文化的違いもあって追いつけないところもあるのでしょうが、それを補うITソリューションがあれば、日本みたいな高コストで融通が利かない社会はとたんに不利な局面に立たされるそんな杞憂に過ぎなければよいのですが、海外から見ると感じなくもありません。
まあ、それはさておきここポーランドでも通販は便利なため、ついつい買い過ぎてしまうというのがオチでしょうか。。。
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