Sat
27
Apr
2024
今回はポーランドの連休を利用して、スペインの2都市(バルセロナとバレンシア)に旅行してみました。実はスペインは20年前の新婚旅行に1度訪れているので、2回目の旅行となります。たまたまヴロツワフの空港からバルセロナ近郊のジローナに安い直行便が出ていたので、その理由で決めた行先でもあったのですが、偶然にも節目の年に2度目のスペイン旅行となりました。もっとも前回はバルセロナからグラナダのアルハンブラ宮殿、最後はマドリードと結構な行程だったので、今回のスピード旅行とは大分違った記憶がありますが。
今回はとにかくも格安航空の直行便なので、朝の5時過ぎの出発でしたが、2時間ほどのフライトでバルセロナ近郊の都市のジローナ空港に到着しました。ジローナ空港からは空港バスで1時間位でバルセロナの中央バスターミナルに到着します。ちょうどバスが着いた昼前はシエスタということで、こちらのレストランはほとんど閉まっており、生活の時間帯の違いをさっそく実感しました。
荷物を置いた後、午後からサンパウロ病院というガウディの師匠であるリュイス・ドメネク・イ・ムンタネーという建築家が設計した市の中心にある病院建築を見学しました。言われて見てみると、建物の外観や内装も全てガウディっぽい建築です。前回訪れた時は記憶になかったので、多分来ていないのでしょう。このサンパウロ病院ですが、ガウディの代表作であるサグラダファミリアと直線距離で1kmしか離れてなくしかも地図を見ると分かるのですが、直線で結ぶ道路が通っているのでお互いが向かい合う感じで見える感じです。昔の写真を見ると周りに何も建っていなかったときは、本当に2つの建物がライバルのように正対していたのが分かります。
今回、バスターミナルに降り立ってから、アパートメントホテル近郊の街路やこの病院に行くときに立ち寄ったカフェやその他の街並みを見て本当にびっくりしたのは、20年前の記憶だとずいぶんとスペイン自体が薄暗く汚れていた印象があったのですが、今回はバルセロナの街並みの綺麗さや交通機関のメトロやバスの綺麗さに驚いてしまいました。確かに前回は日本から直接来ましたし、海外駐在経験の前だったと言うこともあるのでしょうが、今回は東欧から来たと言うことも手伝ってか、あまりのスペインの先進国ぶりにただただ驚いてしまいました。20年も経つと日本との差がないどころか、街並みなどはもやは完全に抜かれて追いつけないレベルなような気がしなくもありません。
サンパウロ病院の見学の後は、市の中心部を散策しながら、定番のガウディ建築であるカサ・ミラやカサバウティなどのアパートを見てみました。目抜き通りにあるのですが、こちらでも町並みの綺麗さに驚いた感じです。ただもう一方で、今回の旅全般に言えるのですが、観光客の多さに唖然とするほどです。これでもハイシーズンは外しているはずなのですが、有名な建物の前は人出が激しくごった返していますし、アパートメントホテルのオーナーからもしつこいほどスリや置き引きには絶対に気を付けてと釘をさされました。これはオーバーツーリズムということでしょうか。ここら辺のガウディ建築も20年前はもっと気軽にガラガラな感じで見て回った記憶があるので、ちょっとびっくりな印象です。
その後は軽食の後にモンジュイックの丘という1992年に夏季オリンピックが開催されたスタジアムや聖火台などの施設があるエリアに行ってみました。記憶はほぼないのですが、聖火台の巨大さに圧倒されました。オリンピックスタジアムは、タダで覗けるのでせっかくなので覗いてみました。
モンジュイックの丘を見た後は、途中で予約しておいたCasa de Tapas Cañotaというローカルのレストランで夕食にしましたが、早速食べてみたシーフード系のタパスやカニのリゾットシーフードパエリアの美味しさが期待通りでした。昨年行ったポルトガルも料理が本当に美味しかったのですが、隣国であるスペインも料理には満足できそうです。
ということで、初日は移動とバルセロナ市内のミニ観光でしたが、明日はメインのサグラダファミリアなどを予定していますので、早めにアパートメントホテルに戻りました。ちなみに今回のバルセロナのホテルは中心部から地下鉄で20分ぐらい離れたところにある高台の上にある一戸建てのアパートメントにしたのですが、地下鉄の駅が近く交通の便は良かった感じです。
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