Sun

28

Apr

2024

今日はバルセロナ市内観光2日目ということで、まずは事前に入場チケットを手配している今回のメインの観光場所の1つでもあるサクラダファミリアに向かう予定にしました。その前に朝ご飯なのですが、いつもながらホテルではなく民泊のような一軒家に宿泊している都合上、朝ご飯は自分で探す必要があります。昨日の街の感じだと閑静な住宅街といった趣だったので、コンビニぐらいしかないかと考えていましたが、探すのに苦労するかと思っていたカフェレストランも数件あり、歩いて十数分ほどの最寄りの近くの地下鉄の駅のそばに日曜日でも開いているカフェがあったので、そこで朝食にしました。
 ここら辺の感じは、以前に旅行したポルトガル旅行の時と同じ要領でもあり、街中でも手軽にカフェでサンドイッチやコーヒーを取れるというのは、文化というかライフスタイルが似通っているのでしょうか。手頃な値段で素早く済ませられるカフェは、セルフでアレンジしている旅行では大変重宝します。潰して温めてくれるクロワッサンと淹れたてのカフェオレで十分美味しい朝食が取れました。

サグラダファミリア見学

 地下鉄のサグラダファミリアの最寄り駅を降りてみると、まだ朝の10時位でしたが既に大勢の観光客のような人々で駅周辺からごった返していました。事前にネット予約の時間制の入場券を購入はしていましたが、それでも入場の際は荷物検査などで少し並びました。入場した後はスマホでダウンロードしておいた日本語ガイドに沿って、受難のファサードや近年完成した本堂の中を見学できます。20年前に来た際ももちろん訪れたのですが、当時はもちろんこのような見学ガイドのシステマティックなスマホアプリもなかったですし、最後に見学したサグラダファミリアの地下にある博物館も薄暗い中に模型が飾ってあったような記憶しかありません。今回は20年前と違って建設自体も急速に進捗があったと言うこともあり、特に回廊や本堂の中のステンドグラスが綺麗に完成しており、主要な尖塔も完成していたこともあり、ほとんど20年前の建設途中の薄暗い教会といった記憶とは大違いなイメージを受けました。



 前回も東の塔の1つにエスカレーターと階段で登った記憶がありますが、今回も塔の1つからエレベーターに登って上から振りで市内を見渡してみました。正直なところ20年前の段階でどこまで完成していたか記憶にないのですが、今回の完成度を見るとコロナで予定よりかは遅れているようですが、あと数年で観光するのも嘘では無いのでしょう。
 未完の教会ながら世界遺産となっており、世界中から拝観者が訪れるという世界でも類のない建築物かと思います。外観、彫刻とガウディの思想がきちんと引き継がれており、完成と待たずして世界有数の建築アイコンとなっているのも頷けます。20年前に引き続き2度目の訪問になりましたが、この先も訪れることがあっても何度見ても飽きないのではないでしょうか。





 今回の訪問で本当に綺麗だと思ったのは、やはり本堂の天井やステンドグラスの内装でしょうか。また地下にある博物館もITのグラフィックスを駆使した展示で、非常にわかりやすく見やすくなっていました。音声ガイドは45分くらいでしたが、その後塔に登ったり博物館を見学したりするとたっぷり2、3時間は必要です。今回もサグラダファミリアを出たのは結局午後の1時過ぎ位になりました。午前中はまだ比較的空いていましたが、お昼を過ぎるとさらに人混みが相当な人出になります





 外周からも色々と写真を撮って、家に帰ってから20年前の写真と見比べてみようかと思いました。

ランチのカフェ(Miss Simona – Brunch)

 サグラダファミリア周辺は小さなカフェも含めてどこも混雑でランチの場所を探すのに苦労しそうだったのですが、たまたま教会傍のカフェのテラス席が空いていたのでそこでランチとすることにしました。こちらでよく見かけるプロシュートをたっぷり乗せたトーストと、こちらに来てから飲むクララというビールを甘い炭酸水で割った飲み物が美味しいです。


ともかくも、サグラダファミリア周辺は本当に観光客が多いのでお店を見つけるのには苦労するかとは思います。

カサ・ビセンス(Casa Vicens Gaudí)

 夕方に予約してあるクエル公園に行く前に時間の余裕があったので、もう一つガウディ建築の一つであるカサ・ビセンスという建物に寄ってみました。邸宅として設計・建築されたということで、20年前に来た時は寄らなかった(知らなかった)ので、興味深く見学させてもらいました。ただ結構通りから外れた辺鄙?な場所にあるにもかかわらず、さすがガウディということで、有料の館内見学は結構混んでいたようなので、今回は時間もあまりないということで、外観だけを見学してみました。


グエル公園(Parc Güell)

 時間指定の事前チケットが必要であるグエル公園へ、指定時間に間に合うようにバスで移動しました。指定されている時間内に入場をすれば後は自由に見学はできるのですが、そもそも20年前はチケットすら必要がなかったグエル公園が、チケット制でしかも有料となっていることに驚いてしまいました。部分的にフリーで入場できるエリアも残ってはいるようですが、ほとんどのメインエリアは有料エリアとなってしまったようです。
 確かにグエル公園に限らず観光客の多さには驚いていますが、本当にオーバーツーリズムが世界の観光地の重大な問題になっているというのを実感させられます。グエル公園自体は、20年前の記憶とほぼ同じで、階段の中腹にあるタイルのトカゲのモニュメントも記憶に残っていた通りでした。


夕食のレストラン(Fa Patxoca)

 夕食は、夜にカタルーニャ音楽堂でカルメンショーの鑑賞を予約していたので、その近くの小さなレストランでパタス中心に食べてみました。昨日も幾つか魚介類のタパスは食べましたが、南欧の魚介類に限らずですが料理は本当に美味しいです。




ともかくも美味しいパタスで腹ごしらえが出来たので、徒歩でカタルーニャ音楽堂に移動しました。

カタルーニャ音楽堂

 ということで、今日の最後のイベントとなりましたが、スペインと言えばカルメンということだそうなので、事前にチケット予約していたカルメンを鑑賞しました。正直なところ私自身は特段の興味はなかったのですが、音楽堂の立派な舞台の中でプロのダンサーが演じるカルメン自体は迫力があり、一見の価値はあるかも知れません。


 ということで、盛沢山な2日目でしたが、やはりサグラダファミリアは何度見ても溜息がでる美しさで、もし機会があれば完成後に今一度訪れる可能性があればと思った次第でした。後は近年のオーバーツーリズムの凄さを改めて実感したというところでしょうか。


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