Thu
10
Nov
2011
こちらも先日の帰国便で観た機内映画の一つです。「猿の惑星」と言えば知らない人は居ない!?と言えるほどの古典SF映画の名作ですが、これはその映画の前章とも言える映画です。オリジナルの「猿の惑星」は確か3部作ぐらい作られたと思いますが、やはり驚嘆だったのは第一作のラストで、逃げた宇宙飛行士が廃墟となった自由の女神を見つけて、何のことはないこの惑星は帰還した未来の地球だったという衝撃のラストが印象に残っています。この映画はその地球の主役が人間から猿に交代した経緯とでもいえるストーリーを描いています。
結局、人類が猿に取って代られた遠因として、1.遺伝子操作(新薬?)による突然変異の賢い猿たちの出現、2.同時に人類にのみ作用する疫病の蔓延、が示唆される内容で映画は終わっています。疫病が全世界に蔓延して人類が衰退ないしは絶滅するストーリーは、小松左京の「復活の日」を想い起します。最近はあまり世界的な疫病の流行は聞かないものの、パンデミックの可能性は何時でもあることを想い起させます。いづれにしてもこの映画、元祖の猿の惑星を観ていなくてもSF映画として十分に楽しめる内容でした!
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