モールオブアジアの後は、同じマニラ地区にあるサンチャゴ要塞に観光へ行って来ました。大人は75PHPの入場料が掛りますが、こんな近代的なマニラの中にも遺跡が残っていのには少し驚きます。それでも20分もかからずに見終わってしまったため、そのまま徒歩でマニラ大聖堂へ向かっていると、途中でトライシクロに乗ったお兄さんが寄ってきました。観光エリアとは言え怪しいかなと用心してしまいましたが、日差しが暑くなってきたのと、観光マップ片手に明瞭料金30分200PHP（通常は350PHPをまけてもらいました）ということなので、早速乗ってみることにしました。そのトライシクロに乗って、のんびりとイントラムロスというスペイン統治時代の建物や街中がのこるエリアを観光しました。

もちろん英語が通じますので、一応ガイドをしてくれながらイントラムロス内の建物やサン・オウガスチン教会を中心に、有名どころは中を見終わるまで外で待っていてくれます。色々ガイドをしてくれるので、ふんふんと聞いていましたが、とある公園のAPECでの胸像でホーチミンのことを中国の首相だと自信を持って言い切っていたので（絶対に違うからということを説得しましたが）、彼のガイドも半分は適当だったかも知れません。

彼の談によるとイントラムロス内は、観光の中心地ということもあって警備が行き届いているため、徒歩でもシクロでも安全には問題ないとのことで、確かにイントラムロス内に限っては静かで綺麗ですし、何よりスペイン時代の征服を来たセキュリティが沢山いたので、イントラムロスの城壁内の街中は徒歩で歩いても特に問題はなさそうです。

・サンチャゴ要塞の中は公園のようになっていて、静かで綺麗です。遺跡は掃除されていますが復旧はあまり進んでおらずそれはそれで情緒はあります。カレッサ（馬車）がいるので、それに乗ってみるのも良いかもしれません。

暑い中、頑張って自転車を漕いでくれて、最後はリサール公園までサービスで送ってくれたので、1時間半の観光でチップを含めて1,000PHPを気持ちよく払うこととしました。最後はリサール公園で屋台の軽食を食べましたが、この公園はなかなか広くて整備されているので、公園内であれば治安も問題なさそうで、くつろげそうです。

週末の日曜日でしたが、イントラムロス内は車もなく本当に静かで、欧米人の観光客などがシクロでのんびり散策しているという感じでした。イントラムロス内には著名な学校もあり、壁の外のマニラの雑踏とはずいぶん雰囲気が違う感じです。壁のすぐ外にはなんとゴルフコースもあり、こちらも欧米人がプレーしていました。こんな市内でプレーできるとはうらやましい。

結局、リサール公園でドライバーにピックアップしてもらったのが４時過ぎとなり、朝のMOAを含めて１日観光となりましたが、マニラも近代的なマカティだけではない、古都のような観光地の顔もあるということで、参考になった１日でした。

こちらに来てからは治安については随分と注意もされて、マニラ新聞にも強盗の記事は日常茶飯事ですが、いまだ実感できるのは警備員のショットガンぐらいです。ただ実際に強盗事件などは起きているわけですから、用心するに越したことはないでしょう。

このような観光資源もあるのですから、マニラももう少し治安の問題が払しょくされると良い街としてアピールできる日が来るのかもしれませんね。。。

・イントラムロス内の建物。ほとんどは第二次大戦で廃墟となり、戦後に復旧されたとのことです。

・サン・オウガスチン教会は非常に立派で、併設の博物館も見応えがありました。イントラムロス内の砲門跡が各所に残っています。

・大統領の歴代レリーフがありました。最後はリサール公園で、モニュメントなどもあり非常に整備されていて綺麗な公園です。