技術士【衛生工学部門】合格のツボ!

3.デジタル技術ノートの作成

この「技術ノートの作成」が「合格のツボ」のまさにツボの一つでもあり、今回の合格に直結した大事なアイテムと考えています。技術ノートの作成方法は「合格のツボ」に詳述されていますので、ここでは自分なりにアレンジした部分(デジタル化)と、技術ノートのサンプルなどを紹介します。
まず「合格のツボ」にもあったかと思いますが、大事なのは「技術ノート」そのものではなく、「技術ノートの作成」ということかと思います。自分も「合格のツボ」を読んでから、「技術ノートの作成」に勉強時間のほとんどを費やしましたが、「技術ノート」を作成する過程で技術士試験合格には最低限必要だと思われる専門分野の知識の整理を、改めて取り組める機会となりました。技術士試験合格に最低限必要な「知識の刷り込み」をステップ別に整理すると、下のような過程になるかと思います。

知識の整理(サマライズ)―技術ノートの作成
知識の吸収(インプット)―音読&リスニング
知識の展開(アウトプット)―過去問作成&模擬試験(と試験本番)

 次に「合格のツボ」に詳述されていた技術ノート作成の指南から、具体的に自分が実施した内容を紹介したいと思います。
「合格のツボ」には技術ノートは手書きがよい!とあって、その理由(メモが追記できたり、手書きすることによって記憶が強化されたりするなど)も納得がいくものです。しかしながら、普段の仕事もそうですがパソコン中心のファイル作成に慣れてしまった自分には、技術ノートの作成以前に手書きノートでの作成という点を億劫に感じてしまいました。ただし、今年合格と決めて始めた技術士の勉強ですので、最初の「技術ノートの作成」で躓いていては話になりません。また、「作り方」を考えている内にも、ただでさえ少ない勉強期間が過ぎ去ってしまいます。
 そこで、「技術ノートの作成」の作成手法は可能な限り効率よくかつ自分に慣れた方法で考えてみました。結果的に仕事でも慣れ親しんだパソコンで作成することとし、技術ノートはOffice WordでA4フォーマットを作成して、パソコンで作成することにしました。パソコン作成に慣れている方は、同じA4のボリュームであれば、断然パソコンの方が早く書類として仕上げることができるかと思います。また作り始めて感じたメリットは、挿絵や既述内容のネタもWebサイトから簡単にコピペできるという点があります(前述のように技術ノートは作成することが目的ではないので、コピペしただけではダメなのですが)。手書きかパソコンかはどちらが慣れているかという点が大事ですので、個人の選択でよいのかと思います。
技術ノートの作成手順は「合格のツボ」にも詳述されているので、そちらを参考にされれば十分かと思います。ここでは「合格のツボ」を参考にして自分が作成した具体的な過程を、詳述していきたいと思います。

3-1.過去問トピックスの整理

 自分がそうだったのですが、この「過去問テーマの整理」からいきなり「壁」に感じてしまう人もいるかと思います。それでも「合格のツボ」にある通りにまずは過去問の表題(トピックス)をExcelにひたすら打込んでみると、何となく重複しているトピックスがあるのが分かります。Excelにテキストを手打ち作業は億劫ですし手間も掛かりそうですが、この作業がこの後の技術ノートの作成の方向性と全体の勉強の効率化に影響しますので、避けて通れないと考えてやってみるしかないと思います。

 
過去問を打ち込んだExcelシート:まずは過去問をひたすらExcelに打ち込んでみます。(Excelがソートや検索しやすいので便利でしょう)

3-2.カテゴリ作成と技術ノートテーマの設定

 前述した過去問Excelシートをキーワードでソートし、それらをセル操作でグルーピングすると、実は自然にカテゴリ分けが出来てしまい、そこから技術ノートのカテゴリを決めることができます。ちなみに自分の受験部門は「衛生工学部門ー空気調和ー冷房」だったのですが、8つのカテゴリーでまとめられました。カテゴリーは部門や専門にもよるのかと思いますが、大きく括って、そこに関連付ける形で必要に応じて細分化したテーマを設けてそれに対応した技術ノートを作成していくという形にすればよいのかと思います。
 そのカテゴリで括った過去問を同じようなテーマでまとめると、それが「テーマ=作成する技術ノート」となります。この作業をすることで、カテゴリを作成するとどのテーマが過去に頻出しているか、何がキーワードになっているのかが視覚化されて分かるようになります。そのテーマを書き出していき、優先度をつけて技術ノートを作成していくこととなります。

 
過去問をソートして作成したカテゴリとテーマ:一度、過去問の表題をセルに打ち込めば簡単にキーワードのソートでこのようなシートが作成可能です。

3-3.技術ノートのフォーマット作成(Wordによるデジタル化)

 この点が唯一、「合格のツボ」から自分の中で大きくアレンジした点になりますが、既述したように自分は手書きノートでは億劫になり返って時間が掛かって非効率になると考えましたので、仕事でも使い慣れているMicrosoft-OfficeのWordで、デジタルで作成しました(デジタル技術ノートと呼ぶべきものでしょうか)。ファイルフォーマットの作成に時間を掛け過ぎると目的である効率化に逆行してしまいますが、打ち出した時の見易さと後々の整理も考えて、ヘッダー部にカテゴリとテーマ、キーワードや起票日など共通のレイアウトを作り、テーマを入力してファイルのフォーマットとしました。参考に自分が作成したデジタル技術ノートのサンプルファイルをアップロードしておきます。

 技術ノートの構成は「合格のツボ」と同様に、章立てを1.テーマの説明(定義)、2.概要や背景、3.特徴や詳細、4.問題点や今後の展開を基本とし、テーマによっては適宜、章立ては簡略化したり、逆に増やしたりしています。1ページの中で、そのテーマが理解できるように作ることがポイントと思います。

 
作成した技術ノートの例:一度ファイルフォーマットを作れば、WebネタのコピペとWordの機能で、短時間で技術ノートの体裁が整うのが「デジタル技術ノート」のメリットでしょうか。

3-4.コンテンツネタの収集(EverNoteの活用)

 ここからは、自分の海外駐在している環境でも大変利便性を感じたWebの活用を中心に紹介したいと思います。普段から公私問わずに仕事で生活で、ネットを利用している方がほとんどかと思いますが、ネット上の情報は玉石混交とは言え非常に豊富なのは周知のことかと思います。
 そこで、技術ノートの作成の手始めとして、前述したカテゴリとテーマの一覧リストを参考に、ネット上で探したいキーワードを入力すると、どんなマイナーなテーマだと思っていても、星の数ほどの検索結果が表示されます。そこから、テーマの説明や定義として分かり易いものをコピー&ペーストでどんどんワードファイルに貼り付けて、ページ数を気にせずに一通り、章立ての1から4までを完成させてしまいます。もちろん、分かり易い絵(画像データ)も一緒にペタペタとペーストしていきます。そうするとテーマの内容にもよりますが、短時間で技術ノートのベースとなるファイルが完成してしまうのは、デジタルならではの利点と思います。ここで、Webサーフィンをしていくと気づくのですが、違うサイトでも元を辿ると一つのサイトを参照していたり、サイトによっては誤情報もあります。もちろん公官庁や公的機関のサイトが信頼性が高いのですが、テーマによってはメーカーや個人のサイトでないと欲しいコンテンツや画像データがないケースもありますので、ここら辺は引用する側の自己責任になります。それでも一つのテーマで、10くらいのサイトを眺めているだけで、テーマについての定義や内容の表現が比較検証できて、それだけでもテーマについての基本的な勉強になってしまいます(ちなみにWeb上のコンテンツの流用等は、個人の勉強の範囲でも著作権に抵触する可能性は否めませんので、自己責任となります→初歩的ですがここら辺のページが分かりやすいです。※このサイトの技術ノートのサンプルなどもこの理由から、処理をかけています。)。
 また今回、このWebコンテンツの収集に役に立ったのが、既述したEverNoteというクリップツールです。基本的にはワードファイルを立ち上げて、ブラウザから直接ペースト&コピーできるのは自分のパソコンを立ち上げている時だけです。そのため、仕事中の昼休みや外出中の空き時間はワードを立ち上げる環境になく、せっかく見つけたWebサイトもブックマークするのが精一杯になってしまいます。そのような時にEverNoteをインストールして、ブラウザにクリップボタンをいれておくと、自分のパソコンが立ち上げられない環境でも、見つけたサイトをどんどんEverNoteにクリップしておけば、後でパソコン上でワードへのコピー作業をする際にWebサイト検索の時間が省略できます。なので、EverNoteを併用してからは、勤務時間の休み時間や移動中でも、スマホさえあればコンテンツネタの収集が出来ましたので、技術ノートの作成もより効率化が図れました。

 
EverNoteのスクリーンショット:使い慣れている方も多いかと思います。技術ノートのカテゴリとテーマ別にフォルダーを作っておけば、後から技術ノートを作成するのがより楽になります。

3-5.技術ノートの仕上げ(ワードファイルの編集)

 前述までの作業で、技術ノートのドラフトファイルは作成できます。しかしながら、コピペしただけのファイルですので、レイアウトや文字数を整えて、原則は1ページとなるように編集していきます。その時のルールとして、この技術ノートを音声に吹き込んでヒアリングネタにすることを念頭に、自分の言葉で編集し直すことにしました。ポイントは、主要なキーワードや定義となるコンテンツだけを抽出して、一つの文章を短く作ることと、分かり易い図解や画像データを見極めて残すということぐらいだと思います。
 当初は、「合格のツボ」にあるように1ページ以内に納まるように作業をしていたのですが、収集した表やシステム図でどうしても消しがたいものが多く結果として、技術ノートの裏面(2ページ目)を「補足資料」欄として、それらのテキストや画像データを残しておくスペースとしました。実際に後々、ハードコピーとして印刷しバインダーにまとめる際にも、両面印刷するだけですので、紙の枚数が増えるわけでもなく、技術ノートを見返す際の補完資料にもなります。ここら辺もデジタルならではの活用で、無数のWebサイトから分かり易いデータを引用できますので、そのテーマに対する理解が深まるかと思います。

 
技術ノートの裏面作成例:後で印刷する際に両面印刷する裏面に、とりあえず気になるWebネタをコピペしておきます。これもデジタルノートならではの使い方かと思います。

3-6.技術ノートの印刷とPDF化

 こうして作ったワードの技術ノートは、両面印刷で必ずハードで印刷し、ルーズリーフタイプのバインダーに綴じておきます。ちなみに普通紙をルーズリーフ穴で開けるパンチは、下記のようなものを昔から使っています。一度に開けられる枚数は3枚程度ですが、技術ノートを印刷しながら綴じていく使い方であれば、問題ないと思います。

 デジタル運用なのですが、普通紙に印刷し、気になったことは紙のノートにも遠慮なく書き込みをして、気が向いた時にRevisionアップをしていきます。パソコン上の情報に加えて、紙に書き込んだ情報も合わせてワード上でアップデートすれば、常に最新の技術ノートのバージョンが維持できます。必要に応じて、紙に出力しなおして、綴じ直してもよいですし、その際に以前に出力した紙も捨てずに取っておいてもよいかと思います(ワードファイルは必ずRevision管理して、昔のRevisionも取っておくとよいかと思います)。

 他に自分はこれらのファイルをPDF化して、DropBoxという個人のクラウド上に常に保存しておき、紙のバインダーがない環境でも、スマホやiPadから閲覧できる状態にしておきました。試験が近づいて、移動中の車の中で(ヒアリングをしている最中などに)どうしても確認したい時など、いつでも技術ノートが見れるのは大変役に立ちました。

技術ノート印刷例:バインダー綴じにしています。ラミネートのインデックスにカテゴリ毎の見出しをつければ、印刷して綴じるだけでハードの技術ノートが完成です!

3-7.デジタル技術ノート補足

 今回の技術士勉強のツボとも呼べる「技術ノートの作成」なのですが、指南書の合格のツボにあった手書きノートからデジタル化に応用したところは唯一の自分なりの工夫になります。それは一重に昨今のICTの発展によるものだと思います。世の中の進歩に感謝したいと思います。そんな中で日進月歩のICTですので、既に自分が勉強した時期(2,3年前の話なのですが。。。)から更に便利になり、デジタルノートの作り方も更に進化が可能かと思います。前述のように自分のデジタル化手法は、下記のような流れでした。

Wordフォーマット作成 → Webで資料収集してDropBoxなどにクリップ → PC上でコピペで編集して作成 → PDF化してDropBoxなどのクラウドサービスにアップロード → モバイル他で共有化&閲覧

 この方法は一見デジタル化ですが、一昔前のデジタル化?で手書きの作業をPC上で代替して、ファイルをアップロードするというアナログの代替でした。しかしながら、最近はクラウド上での共有ファイル作成ツール(オンラインドキュメントツールやドキュメントコラボツールと言われるもので、Dropbox PaperGoogle DocsQuipなどがあります)が手軽かつ非常に強化されています。そのため、仕事上でも第二の革新というか本当の意味でのデジタル活用が進んでいるのを実感している方も多いかと思います。そのため、今の時期に仮にこのようなオンラインドキュメントツールを活用してデジタル技術ノートを作成したとしたら、下記のような流れに出来るかと思います。

Webで資料収集してDropbox Paperにて編集・作成 → モバイル他で共有化&閲覧

 これらをiPadなんかで閲覧すると、もうアナログ(紙)は本当にいらなくなって、真のデジタル!?ノートとなる予感がします。個人的には、最後はやはり紙に打ち出してバインダーに綴じるところまでしないと安心できない感じでしたので、やはりデジタル世代ではなくアナログ世代なのでしょう。本当のネイティブデジタルは、ペーパーレスで完結して本当の意味での省力化が可能なのかも知れません。ちょっと羨ましい気がいたします。

・最初の過去問題のExcelデータ化が全ての基本(手間を掛けるだけの価値があり!)
・デジタル技術ノートは、効率優先でやり易い手法でOK
・個人のITリテラシーのレベルに応じた活用で、効率化を図る

ディスカッション

16件のコメントがあります

  • ノブナガ
    2024年11月2日 4:59 AM

    令和6年度、衛生工学部門の筆記試験を通過できました。
    受験を決めてからあまりの情報のなさにさまよい続けた結果、こちらのブログにたどりつきました。そこで紹介しておられた「一発合格のツボ」を読んだことで目の前の蒙さが開けました。
    おかげで一直線にゴールを目指して進むことができました。ブログを続けられていること、そしてこの出会いに感謝いたします(^^)

    • hosonium
      2024年11月3日 5:28 PM

      ノブナガ様
      コメントありがとうございます。また筆記試験合格おめでとうございます。本ブログの「技術士【衛生工学部門】合格のツボ!」も公開してから5年以上が経過し、私が受験した選択科目である「空気調和」も既に無くなってしまっている現状(「建築物環境衛生管理」に統合)ですが、勉強方法の参考として少しでも役にたっている方が居るというのは非常にありがたいことです。番外編の総合監理技術の章なども追記できればと考えていますが、一先ずはブログを維持し続けてこれから技術士を目指す方の一助になれればと改めて思うきっかけになりました。ありがとうございました。

  • あかとら
    2022年3月17日 4:19 AM

    thosoda様

    ご無沙汰しております。
    衛生工学部門受験の際にお世話になりました。あかとらです。

     この度,総合技術監理部門に合格することができました。
    ありがとうございました。
    衛生工学部門の受験時から総合技術監理部門までは
    必ず取得したいと考えており,ようやくたどり着くことが出来ました。

     数少ない,衛生工学部門の情報を提供頂き誠に感謝しております。
    これからも継続研鑽を行い,社会に貢献できる技術士を目指したいと考えます。
    本当にありがとうございました。

    • hosonium
      2022年3月20日 10:44 PM

      あかとら様
      こちらこそご無沙汰しております。
      総合技術監理部門の合格とのことで、本当におめでとうございます!衛生工学部門の合格コメントも思えばこのページを立ち上げてから最初にいただいたコメントだったかと思います。衛生工学部門の合格後も引き続き勉強を続けるモチベーションは私も経験したから分かるのですが、やはり長丁場の勉強を引き続き行うというしんどさと、毛色の違う部門の勉強の難しさということで、並大抵のことではなかったと記憶しております。
      それでもその後にやってきたマネジメントが主体の業務に本当に役立っていますし、衛生工学部門の時以上に取っておいて良かったと後から実感してきた次第です。
      コロナにウクライナ戦争と数年前には予見することすら不可能だったことが現実に起きている一寸先は分からないご時世ですが、だからこそ取れるときに取った資格の価値は本当に大きいと思います。
      いただいたご報告を励みに、残りの番外編と考えていた総合技術監理部門のページも近いうちに拡充できればと考えております。

  • goodhorse
    2021年12月13日 6:13 AM

    はじめまして。
    数少ない衛生工学部門の貴重な情報をありがとうございます。

    技術士は自分とは縁の無い資格とばかり思っておりましたが、
    受験を志してから幾度となくHPを拝見しておりました。
    お陰様で何とかR3年度の口頭試験を受験できることになりました。

    久しぶりに訪問しましたら口頭試験対策以降の記事も作成頂いており
    大変感激しております。
    お忙しい中の作業に感謝致します。
    これを励みにもうひと踏ん張り頑張りたいと思います。

    • hosonium
      2021年12月16日 9:17 PM

      goodhorse様
       コメントありがとうございます!また何かのご縁でこのサイトを見つけていただき、内容をご覧いただいて大変嬉しい限りです。大変なコロナの中で筆記試験を突破されたこと、おめでとうございます。
       口頭試験編は少しずつ書き溜めていたものの、ヨーロッパへの横異動も重なり気付いてみたら最初の筆記試験のページを公開してから3年以上も経ってしまっておりました。変化が激しい「一寸先は闇」を地で行くような世の中ですが、だからこそ技術士の価値が高まっているとも思っております。
       このページでも紹介させていただきましたが、私も「合格のツボ」の糸口を掴むまでは、さっぱり合格する気もせず雲を掴むような他人事のような感じの資格だったのを覚えております。それでも何かの縁で「合格のツボ」のような書籍にも出会って、何とか合格できた経験から、一人でも似たようなきっかけが掴める機会になればとこのページを立ち上げた甲斐があります。
       このような状況下の中ですので、ただでさえ難しい技術士試験もハードルが上がっているかと想像しますが、是非、体調にお気を付けて口頭試験も突破されることを陰ながら応援させていただきます。

  • tami
    2021年4月30日 4:39 AM

    はじめまして、技術士試験の勉強をこれからはじめたいと思っているものです。デジタル技術ノートのサンプルファイルの公開はすでに取り止めてしまいましたでしょうか。可能であれば参考にしたいため、再アップロードをお願いしたいです。どうぞよろしくお願い致します。

    • hosonium
      2021年5月1日 1:00 AM

      tami様
       コメントありがとうございます。サイトの更新が出来ておらず「デジタル技術ノートのサンプルファイル」がダウンロードできない状態でした。ダウンロード可能な状態に更新いたしましたので、ご確認いただければ幸いです。日本もゴールデンウイークになっていたのを思い出しました。技術士の試験勉強の最初の山場になるのかと思いますので、少しでも参考になれば嬉しい限りです。すっかり遅れてしまっている口頭試験対策パートも近日中に公開できればと考えています。

      • 酸化チタン
        2021年10月7日 2:28 AM

        はじめまして、修習技術者で、来年の二次試験に向けて勉強しております。
        デジタル技術ノートのサンプルファイルをクリックするとエラーとなり、ダウンロードできませんでした。再アップロードをお願いできますでしょうか?
        よろしくお願いいたします。

        • hosonium
          2021年10月10日 10:28 PM

          コメントありがとうございます。ページ中のリンクは修正いたしましたので、ご確認ください。全体としてダウンロードファイルの見直しを掛けていますので、しばしお待ちいただければと思います。

  • あかとら
    2020年3月6日 3:50 PM

    thosoda様
    お世話になっております。
    衛生工学部門(建築物環境衛生管理)に合格することができました。
    ありがとうございます。
     情報が少なく合格率の低い衛生工学部門(空気調和)の
    情報をご提供頂き誠にありがとうございます。
     大変励みになり、勉強方法についてとても参考にさせて頂きました。
    初めて本サイトを拝見した年には一発合格のツボが絶版でしたが
    本年度にリニューアルされ再版されたことも幸運だったと思います。

    私が参考にさせて頂いた勉強方法は以下になります。
    1.技術ノート作成
     キーワードをピックアップし、
     キーワードに対する概要、課題、解決策、リスク、将来展望をまとめる
     ワードで技術ノートのソースを作成し、両面印刷、ルーズリーフで整理
    1)専門科目のキーワードは
      学会誌(空気調和・衛生工学会、建築設備士)
      設備計画設計の実務の知識(空気調和設備、給排水衛生設備)を参考
     2)空気調和・衛生工学会はⅠ問題、Ⅲ問題対策
      最新技術やトラブル報告、業界の現状
     3)建築設備士は竣工フラッシュの記事により
      Ⅱ問題に対する、具体的な建築物計画設計を学ぶ
     4)衛生工学部門全体のキーワード
      社会や世界が直面するビッグワードを技術ノートにまとめる
      衛生工学部門のワード
      COP21、SDGs、Society5.0、ZEB、ICT,BIM、CASBEE
      労働人口減少、老朽化対策、BCP などなど
    2.音読とリスニング
     技術ノートの内容や記述解答事例をICレコーダに録音
     PCで編集、iPhoneオーディオブック変換、倍速再生
    3.技術ノートの刷り込み
     技術ノートを常に持ち歩き、青マジックと緑蛍光ペンで落書き
     上記とリスニングによりスキマ時間を利用し、右脳にインプット
    4.一人模擬筆記試験
     これが天王山!
     セミナーの模擬筆記試験とは別に
     一人模擬筆記試験を4回実施
     試験本番を想定した同じ時刻、同じ服装、同じコンビニ弁当
     時間配分、骨子作成までの時間、文字を書く時間、手の疲れ具合
     空腹感と満腹感等を実感
    5.口頭試験
     1)勉強方法
     セミナーによる模擬口頭試験受講(5回)
     自宅模擬口頭試験
     想定問題を170問作成
     技術ノート同様、ルーズリーフにまとめ、常に持ち歩く
     ICレコーダ活用による業務詳細、業務経歴、想定問題のリスニング
     2)試験内容
     主にコンピテンシーを問う質問
     (コミュニケーション、リーダーシップ、評価、マネジメント、継続研鑽、技術者倫理)
     具体的な事例を挙げた回答が必要
     業務経歴、業務詳細に関する質問はなし
     記述問題に関する質問もなし
    6.試験を振り返って合格のコツは
     1)記述力、文章力の強化
      一文一意、主語と述語を明確に、接続詞の活用
      手書きの練習、丁寧な文字の練習
     2)知識の強化
      技術ノートにより知識を詰め込み、アウトプットできるように
     3)論文の流れを意識
      各設問毎でブツ切りにならないように
      回答は後ろから骨子をまとめる
      課題 ← 解決策 ← 新たなリスク
     4)コミュニケーションを意識
      試験官とのコミュニケーションである
      設問を舐めるようにじっくり何度も読む
      自分が書きたいこと、書けることではなく
      設問者が訊きたいことを書く
      分かりやすく、見やすく、論理的に
     5)実戦経験が重要
      一人模擬筆記試験は絶対必要
      これをしないことは
      車の運転経験なしで路上に出るようなもの

    以上 長々と失礼しました。
     私の経験も少しでもこれから目指される方の参考になればと思い
    記載されて頂きました。
    本当にありがとうございました。
    私も次は総合技術監理部門を目指して頑張ろうと思います。
    今後ともよろしくお願いいたします。

    • thosoda
      2020年3月10日 1:00 AM

      あかとら様
      合格、本当におめでとうございます!!!
      コメントをいただいて気付きましたが、3月初日は技術士の合格発表の日でしたね。自分自身も随分と長い期間、この日を境にまた来年に向けて勉強を始めるのかと、何とも言えない気分になっていたことを思いだしました。サイトに書かせていただいたように、きちんとした勉強法を見つける以前は、ともすれば何とか近道(要は最低限の労力で技術士合格という果実だけを手に入れたい)はないものかと、ショートカットで合格できないものかと何年も考えていたものです。全ては合格した後に府に落ちたことなのですが、本当の合格への近道は何のことはない、一人模擬試験からも逃げないできちんと勉強した上で準備万端で試験に臨むことだったのだと、合格してから気付きました。当たり前のことなのですが、逆説的にはショートカットでまぐれでも受かるようなことは出来ない試験だからこその技術系最高峰の資格なのだということにも気付かされました。

      既に試験勉強をしていた日々の記憶も薄れつつある中で、一人模擬試験をやっていたフィリピンの空港のカフェの風景やその時に食べていたお弁当だけは鮮明に覚えているのは、それだけしんどかったという事かと思っています。あかとら様もそれだけしんどい模擬試験からも逃げずに立ち向かわれたからこその合格という結果だと思いますので、本当に素晴らしいことだと思います。

      今回、改めて合格結果のコメントもいただけたことを励みに、全く遅れてしまっている口頭試験編の公開と頑張って番外編として考えている総合技術監理合格体験のトピックスも併せて公開していければと思っております。引き続き(気長に!?)お待ちいただければ幸いです。こちらこそよろしくお願いいたします。

  • かさはら
    2020年2月17日 1:13 PM

    初めまして、「かさはら」と申します。衛生工学部門(建築物環境衛生管理ー空気調和)の技術士を目指して勉強方法を模索している最中の者です。
    セミナーの対策書といろいろな冊子を読みながら「どう取り組みべきなの」格闘してはや2ヶ月です。
    拝見させて頂きました勉強法を自分なりに取りまとめチャレンジしたと思います。

    • thosoda
      2020年2月18日 11:35 PM

      かさはら様
       数あるサイトの中から、こちらのサイトをお読みいただき本当にありがとうございます。
      サイトの冒頭に記述させていただきました通り、私自身も勉強内容というよりかは、勉強方法の模索に随分と時間が掛かってしまい(結局10年!掛かったことになります)、最後は偶然手にした「合格のツボ」の書籍に導かれて勉強方法に辿り着けたという経緯があります。
      そんな経験から立ち上げたサイトですが、勉強方法の一助になれたのであれば非常に嬉しい限りです。
       コメントをいただいた機会だったので改めてサイトのページを読み返してみたのですが、誤字脱字に素人目にも分かりにくい記述や文意が伝わらない箇所が多く、お恥ずかしい限りです。少しづつ書き溜めている「8.口頭試験対策」編の公開と合わせて、修正できるように頑張りたいと思います。
       試験へのチャレンジが合格という結果で結実することをお祈りしております。

  • あかとら
    2019年11月5日 6:41 PM

    初めまして、衛生工学部門(建築物環境衛生管理)の技術士を目指して勉強中の者です。
    去年から拝見させて頂き勉強方法について、とても参考にさせていただいております。
    おかげさまで、本年度やっと記述試験合格の通知が届きました。
    大変感謝しております。
    取り急ぎお礼と思いコメントさせていただきました。
    12月初めの口頭試験まで時間がありませんが、
    しっかり対策をとり、このチャンスをものにしたい思います。
    また、追ってご報告させて頂きたいと思います。
    ありがとうございました。

    • thosoda
      2019年11月6日 5:49 AM

      あかとら様
      コメントいただきまして、ありがとうございます。また、筆記試験の合格おめでとうございます!
      自分の筆記合格の時を想い出し、久しぶりに嬉しい気持ちになりました!
      また数あるサイトの中で、つたない文章ですがお読みくださりありがとうございます。少なからずご参考になれたとすれば、このサイトを立ち上げた目的(私自身がいろいろなサイトを参考にさせていただいた恩返し)が少しでも叶ったという思いで報われた気分です。
      忙しさにかまけて口頭試験編の公開が遅れてしまっていますが、少しでも参考になった方がいるということを励みに頑張って近いうちの公開を目指したいと思います。
      引き続き口頭試験の合格をお祈りしております。

2件のトラックバックがあります

コメントはお気軽にどうぞ

※メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。


This site is protected by reCAPTCHA and the GooglePrivacy Policy and Terms of Service apply.

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

”ところによりエンジニア”